sports005005.gif
肩関節は、外傷によって脱臼すると、関節の中にある靭帯が損傷して、脱臼がくせになってしまいます。これを、反復性肩関節脱臼と言います。

手術には、様々なやり方があります。切れた靭帯を元に戻すBankart法、骨を筋肉ごと移植するBristow法、関節包を縫い縮めるCapsular shiftなどがあります。解剖学的に修復するという意味では、Bankart法が最も優れています。また、関節鏡での手術を行う場合もあります。これは、傷が小さく、術後の肩の動きもよいのですが、肩関節を開けて行う手術より、手術成績が安定していません。

一概に肩関節脱臼と言っても、それぞれの肩によって脱臼の病態が異なります。ですから、人によって術式が異なってくるわけです。

例えば、コンタクトスポーツを行っている場合、再受傷・再脱臼が発生しえます。そのため、当院では、Bankart法とBristow変法を組み合わせて、2重にブロックをかける場合が多いのです。

日常生活で脱臼する人は、いろいろなエピソードを持っています。
 朝、起きたら抜けていた。
 目覚し時計を止めようとして抜けた。
 つり革を持ったら抜けた。
 手を伸ばしたら抜けた。
 マウスをクリックしたら抜けた。
 ボールを投げたら抜けた。     
      

術後スケジュール
 当日  麻酔からさめれば、歩行開始。
 1−4日 痛み次第で退院。

スポーツ復帰はコンタクトスポーツの場合、おおよそ4-5ヶ月です。
 
 


  
sports005004.gif
sports005003.gif
けがの話のひとりごと
反復性肩関節脱臼 
sports005002.gif
反復性肩関節脱臼
投球障害肩
SLAP lesion
足関節
インソール
肩 Shoulder
sports003013.jpg
ホーム
sports003013.jpg
ホーム
sports004010.jpg
スポーツ整形外科
肘関節
野球肘
前十字靭帯損傷
半月損傷
膝蓋骨脱臼
sports004002.jpg
けがの話
sports004005.jpg
語録
尺骨神経脱臼
衝突性外骨腫
sports004003.jpg
遠征日記
sports005001.jpg
メール